その夜、スワミは夜中の１時にいらっしゃいました。私たちはそのような時間にスワミのダルシャンが受けられるとは、夢にも思っていませんでした。朝のダルシャンとまったく同じように、スワミは花のように美しく、一緒に出てきた側近の方は眠そうでした。（笑）

その時のスワミは月のない夜であるシヴァラートリーの満月のようでした。何時間も歌って眠くなっていたホール内の人々は全員、目を覚まして、急に元気なバジャンに変わったものです。それは地上では目にすることのできないような、天国のような光景でした。

神は「帰依者によって私の栄光が歌われるところに、我が身を置く」とおっしゃいます。本当に、ただ「現れる」のではなく、「身を置く」という言葉がぴったりでした。スワミはご自身でご自分の言葉を証明されたのです。

私は、ある美しいことわざを思い出しました。

「あなたが寝ながら神の御名を唱えても、神は座ってそれを聞くでしょう。あなたが神の御名を歌えば、神は立ってそれを聞くでしょう。しかし、もしあなたが全身全霊で手を叩きながら神の御名を唱えるなら、神は踊るでしょう」